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WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級決勝戦、WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)対WBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36=比/米)の前日計量が6日、都内のホテルで行われた。井上はリミットちょうどの53.5kg、ドネアは200gアンダーの53.3kgでクリアした。計量後には23秒のフェイスオフでお互い視線を外さなかった。
チケット2万枚が完売となったこの試合は明日の7日(木)、さいたまスーパーアリーナで開催され、当日午後7時57分からフジテレビ系列で全国生中継、WOWOWでは11月9日(土)午後9時から録画放送、NHK・BS8K放送でも当日午後9時から生放送される。ちなみに、NHKでボクシングの試合が放送されるのは57年ぶり。
チケット2万枚が完売となったこの試合は明日の7日(木)、さいたまスーパーアリーナで開催され、当日午後7時57分からフジテレビ系列で全国生中継、WOWOWでは11月9日(土)午後9時から録画放送、NHK・BS8K放送でも当日午後9時から生放送される。ちなみに、NHKでボクシングの試合が放送されるのは57年ぶり。
WBSS優勝へ抜かりなし!
計量を終えて壇上でマイクを向けられた井上は、「いよいよ明日が試合なのであとは最高の試合をするだけ。このトーナメントが始まってから有利の予想が出ているが、ボクシングは何が起こるかわからないので、オッズのことは頭から外して戦う」と世界中が注目する至極の一戦に集中力を高めていた。
井上は明日の試合に備えるために囲み会見は行わず、足早に会場を後にした。頬がこけることはほとんどなく、仕上がりは万全だとみて良さそうだ。
井上は明日の試合に備えるために囲み会見は行わず、足早に会場を後にした。頬がこけることはほとんどなく、仕上がりは万全だとみて良さそうだ。
今までで一番のコンディション
代わりに取材に応じた大橋秀行会長は、「ドネアはキャリアと勝負どころを決める強さがある。力を発揮できる距離が同じなので判定勝負はないだろう」とKO決着を予想した。
どんな戦い方でもできる
一方、初めて日本のリングに上がるドネアは、「大好きな日本での試合で特別な思いがある。優勝してアリ・トロフィーを手に入れたら、最強中の最強になることができる」と意気込むと、「不利予想だが、これまでもアンダードッグでリングに上がったこともあるが勝ってきた。周りの評価は気にせず戦いたい」と必勝を誓った。
エキサイティングな試合をする
計量後にはサラダとフルーツを口にしたドネアは、これから大好物のラーメンを食べて体力を回復させる。明日は体重を10〜12ポンド(約4.5kg〜5.4kg)戻して戦うことを明かし、「自分の経験を活かして引き出しを使う」と秘策は用意せず向かい合って対応すると語った。
黄金のバンタムは、どっち?
日本のボクシングファンには特に思い入れが強いバンタム級。日本ボクシング史を振り返ると、黄金のバンタムことエデル・ジョフレ(ブラジル)からファイティング原田がベルトを勝ち取った1965年5月18日の決戦から始まって、辰吉丈一郎と薬師寺保栄によるWBC世界王座統一戦、長谷川穂積とフェルナンド・モンティエル(メキシコ)によるWBC・WBOチャンピオン対決、山中慎介とアンセルモ・モレノ(パナマ)による頂上決戦と、一時代を築いたレジェンド達の名前とともにビッグマッチの興奮が蘇る。
いよいよ、明日。WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)のモハメド・アリトロフィーのかかったスーパーマッチ、井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(比/米)の激突。2019年11月7日。黄金のバンタムは、どっち?
■検診結果
■WBSSバンタム級トーナメント決勝戦
WBA・IBF王者:井上尚弥(大橋)
血圧:136/86mm/Hg
脈拍:66/min
体温:36.4℃
WBAスーパー王者:ノニト・ドネア(比/米)
血圧:111/92mm/Hg
脈拍:97/min
体温:36.7℃