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[試合後談話]2019.10.26

元王者と関西のホープが挑戦権を懸けて激突!

 日本フェザー級2位の丸田陽七太(22=森岡)と元日本同級王者で同級3位の大橋健典(30=角海老宝石)が26日に後楽園ホールで開催された「日本王座最強挑戦者決定戦」で拳を交えた。スピードとテクニックを兼ね備えた丸田と破壊力抜群のパンチ力を誇る大橋。試合は初回に大きな山場を迎えた。
丸田がTKO勝ち
 丸田が遠い距離からジャブを飛ばして距離を測ると左フックを炸裂させてダウンを先取。ジャブを浴びた大橋は鼻から大量の出血をした。2回、丸田は上下に的確に打ち分けて攻勢。3回、丸田が優勢に進めたところで2度目のドクターチェックが入りレフェリーストップとなった。
満を持して王座挑戦
 インパクトのある勝利を収めた丸田は、「練習していた左フックでダウンを奪い相手の力が落ちているのがわかった。終盤のスタミナのことも考えつつ少しギアを上げて戦った。前回の試合はフルマークで勝てたが、見ていて面白い試合ではないと反省したので今回は倒しに行った。3戦連続後楽園ホールの試合だが応援団が多いのでホームのように感じた」と声を弾ませた。
 17年10月のOPBF王座挑戦以来、引き分けを挟んで5連勝を飾った丸田は、「試合をするたびに強くなっているのを実感している」とベルト奪取に自信を示した。
ガードを固めていけば…
 鼻を負傷しストップ負けを喫した大橋は、「距離は思っていた通り遠かった。最初にもらった左フックで勝負が決まってしまった。パンチのタイミングが合ってきたが出血が気になってしまった」と唇を噛んだ。
佐川遼(三迫)
 この試合を観戦した日本同級王者の佐川遼(三迫)は、「判定で丸田選手、KOで大橋選手が勝つと思っていたが予想外だった。丸田選手はスピードのあるタイプだと思っていたがパワーも備えてきていた。自分もスタイリッシュなタイプなのでかけ引きを楽しみたい。その前に12月の初防衛戦をしっかりとクリアする」と語った。
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