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[前日計量]2019.10.25

日本王座挑戦者決定戦は激戦必至!

 チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦の前日計量が25日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、日本ウェルター級1位の小原佳太(32=三迫)と同級2位の垂水稔朗(25=協栄)が会場に姿を現した。試合は明日の26日に後楽園ホールで行われる。
自分のボクシングを貫く
 先に秤に乗った小原は100gアンダーの66.5kgでクリア。小原は今年3月に米国でIBF世界同級挑戦者決定戦を行うも判定負け。6月に再起戦を勝利し、日本王座挑戦者決定戦に出場する決意を固めた。「今の目標は世界ランカーに勝つこと」と話した小原だが、「相手がどれだけ伸びてきて、どのようにボクシングを変えてくるのか。今まで戦ってきた日本人の中で一番怖さがある」と垂水の伸びしろを警戒。その上で、「油断せずに徹底して自分のボクシングをする。苦戦しつつ一発で倒すか、相手がいつも通りの戦法なら中盤で終わる」とKO決着を約束した。
小原さんに噛みつく
 一方、勝てばタイトル初挑戦となる垂水はリミットちょうどの66.6kgを測定した。小原とは約3年前からスパーリングで何度も手を合わせてきたという垂水は、「3年前はまったく歯が立たなかったが、明日の試合でどれだけ差を縮めることができるか。具体的な作戦は言えないが、小原さんの戦い方は知っている。善戦で終わるつもりはない」とアップセットに自信を示した。
左:田中 右:澤田
 日本バンタム級挑戦者決定戦、同級1位の澤田京介(31=JB SPORTS)と同級2位の田中一樹(26=グリーンツダ)の前日計量も行われた。澤田はリミットちょうどの53.5kg、田中は100gアンダーの53.4kgでパスした。
絶対に勝つ
 デビューから2連敗するも、そこから破竹の13連勝中の澤田は、「やはりいつもの試合とは違う。こんなところでは負けられない」と静かに語ると、「明日は最初から飛ばしていく。絶好調なので明日の試合が楽しみ」と意気込みを口にした。
チャンスがあれば倒しにいく
 大阪から参戦の田中は体調面を考慮して前日入りした。「相手は強いが、熱くならずにセコンドの指示をよく聞いて戦う」と冷静さをテーマに掲げると、「ランカーにずっと留まっているのではなく、形のあるものを手に入れるために明日は負けられない」と必勝を誓った。
 龍谷大学ボクシング部でともに汗を流した1学年後輩の谷口将隆(ワタナベ)は9月の試合で挑戦権を獲得した。谷口から激励を受けたことを明かした田中は、「どんな形でもいいのでとにかく勝つ」と拳を握った。

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