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[イベント]2019.10.6

村田諒太がちびっ子と激走

 WBA(世界ボクシング協会)ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が6日、東京・新豊洲Brilliaランニングスタジアで開催された「スーパーかけっこアタック」に参加した。一般社団法人日本ランニング協会が主宰、スポーツ庁が後援するこのイベントは、普段、学校では教えてくれない速く走る「コツ」を短距離のトップアスリートが子供たちに分かりやすく、走ることを楽しみながら教えるもの。
中央:川面聡大氏がコーチング
 80回目を数える今回は、屋外60メートル走の日本記録保持者、川面聡大氏が講師となり、走るコツを伝授。スポンサーの株式会社伊藤園が「健康ミネラルむぎ茶」を配り、村田と子供たちは水分補給をしながら一緒に25メートルのトラックを走り続けた。
運動の前はストレッチ
 川面氏のコーチングは村田にとってもスプリント走の参考になったようで、7日から14日まで行う関東近郊での走り込み合宿に取り入れたいと話し、子供たちにも「走ることは基本的にどんなことにも繋がる。運動会でカッコつけるためにも、今日のトレーニングを家に帰ってもしっかり練習してください」と訴えた。
子供のシンプルな質問に爆笑
 また、子供たちから「試合は緊張する? 殴られて痛くない?」と質問された村田は、「緊張するのは勝ちたいからで、悪いことじゃない。試合中は痛みを感じないが、終わってから顔が腫れると、もう辞めたいといつも思う」と笑いながら答えていた。
子供たちから応援メッセージが贈られた
 イベント終了後、囲み取材に応じた村田は、「明日からスタミナ強化のキャンプが始まるが、子供たちから良い刺激をもらい楽しかった。川面さんから教えてもらったことも試したいし、楽しみを持ってキャンプに入れるのは嬉しい」と喜んだ。
最後はみんなと記念撮影
 この日、村田との対戦が期待されるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)とIBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王座決定戦を行い、初回にダウンを奪い判定勝ち。この結果をイベント終了後に知った村田は、「相手も強い選手なので勝ってくれて良かった。誰とやるかは僕が決めることじゃないが、ゴロフキン戦のニーズが持ち上がるように頑張りたい」と話し、まずは年内に予定する防衛戦に意識を向けていた。

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