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日本スーパーバンタム級1位の古橋岳也(31=川崎新田)と前日本同級王者で同級2位の田村亮一(32=JBsports)が13日に後楽園ホールで開催された「FUJI BOXING A-sign.Bee.22」で、来年のチャンピオンカーニバル日本同級王座の指名挑戦権を懸けて激突した。試合は予想通り激しい打撃戦となった。
古橋が勝ち抜いた
田村がグイグイと圧力をかけワンツー連打で先制攻撃を仕掛けると、後手に回った古橋も打ち終わりに左フックを返した。2回、古橋はジャブからワンツーを決めるが田村の右ストレートを浴びて左目上をカット。それでも4回の古橋は左を軸にゲームをコントロールし、続く回も回転力のある連打で優勢に進めた。6回、古橋は左ボディで動きを止めると上下に打ち分けダメージを与える。最終8回も古橋がワンツーでグラつかせたが、田村もここは何とか踏ん張り手数で応戦し、勝敗は判定に。古橋がジャッジ3者の支持を得て挑戦権を掴んだ。
相手は上手かった
疲労困憊で控室に戻った古橋は、「捌き切れないと思っていたので、インサイドへのパンチと接近戦でのボディ打ちを徹底した。パンチでカットして焦ったが気持ちを奮い立たせた。メンタル面の強化に努めてどんな状況でも対応できるようになった」と激闘を振り返った。
次こそは獲る!
来年のチャンピオンカーニバルで3度目の日本挑戦となる古橋は、「世界チャンピオンになるためにも日本タイトルは絶対に欲しいもの。高みを目指していきたい」とベルト獲りを宣言した。
悔しいが良い試合はできた
一方、連敗となった田村は、「(採点は)勝ったかなと思ったが、見栄えが悪かったので仕方がない。ボディは効いていないが左フックは効いた」と肩を落とした。
採点表