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来年のチャンピオンカーニバル日本スーパーバンタム級王座戦の指名挑戦権を懸け、日本同級1位の古橋岳也(31=川崎新田)と前日本同級王者で2位の田村亮一(32=JBsports)が明日13日の後楽園ホールで激突する。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、ともにリミットの55.3kgを一発でパスした。好戦的な両者なだけに序盤から見ごたえのある打撃戦が期待される。
明日はバチバチに行く!
リミットで秤を降りた古橋は、「減量もスムーズに行き調子は良い」と万全の仕上がりをアピール。田村については「掴みどころがなくいつも通りの印象だが、向こうが引かなければ初回からバチバチに行くつもり。明日はいつも以上にタフな試合になる」と覚悟した。
ゾンビを退治し挑戦権を掴む
また、勝てば16年10月に当時の日本同級チャンピオン石本康隆(帝拳→引退)に10回TKO負けを喫して以来の日本タイトル挑戦の道が拓ける古橋は、その石本氏から「チャンピオンになるにはベルトの方から選んでもらえる選手にならないとダメ」と激励を受けたことを明かし、「ゾンビ(田村の愛称)を倒して来年の挑戦権を掴みます」と拳を固めた。
自分が確実に勝つ!
対し、王座返り咲きを目指す田村は100gアンダーの55.2kgでクリアすると、「昨日の時点で2.5kgオーバーだったが、落とす自信があったので焦りはなかった。まあ、いつも通りですよ」と飄々とコメント。古橋については、「あまり気にして見ていなかったが、体格は同じぐらいなので自分が確実に勝つ」と勝利を確信した。
明日はゾンビ田村が暴れる
この試合後、11月に台湾で地域タイトル戦の話があるという田村は、「新人王並みに日程は厳しいが、明日勝って弾みをつけ、台湾でも勝って来年のチャンカンに乗り込む」と言葉を弾ませた。