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日本ウェルター級タイトルマッチの前日計量が6日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の永野祐樹(30=帝拳)と挑戦者で同級9位の川崎真琴(35=RK蒲田)が会場に姿を現した。試合は明日7日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベントにセットされている。両者とも100gアンダーの66.5kgでクリアすると、決戦に向けて静かに闘志を燃やした。
初防衛戦の重圧は感じていない
初のメインイベンターを務める永野は、「ホルヘ(リナレス)でなくて、自分でいいのかと思っていたが、メインにしていただいたのでそれにふさわしい試合を見せたい。調子が良いので勝つ自信がある」と必勝を誓った。
初回が大事
永野は今年4月に大激戦の末、TKO勝ちでタイトルを奪取すると、チャンピオンカーニバルMVPにも輝いた。今回もノックアウト勝ちに期待が高まるが、「特にKOは狙っていないが、結果的に倒せたら最高。自分からプレッシャーをかけて攻めていくことになると思う。打ちつ打たれつではなく、自分だけがパンチを当てる展開に持っていきたい」と王者の力を見せると語った。
チャンピオンになり、チケットの売れ行きも好調だという永野は、得意の左を爆発させてベルトを守り抜く。
チャンピオンになり、チケットの売れ行きも好調だという永野は、得意の左を爆発させてベルトを守り抜く。
ジム初の王者を狙う
一方、これが2度目の日本王座挑戦の川崎は、「前回は雰囲気に飲まれていたが、今回は落ち着ている。チャンピオンを見て、純粋にこの人に勝ちたいなと思った。あと2年で(ボクサー定年の)37歳になるのでこの試合に懸けている」と意気込みを語った。
チャンピオンになることしか考えていない
約4年3ヶ月ぶりのサウスポーとの対戦となる川崎は、「正直、左利きは得意ではない」と苦笑いを浮かべながら包み隠さず話すと、「相手の左ストレートは分かっていてもみんなもらってしまっている。一発があるので集中して戦う。自分がやってきたボクシングをガラッと変えて、強い気持ちを持ってイチかバチかの駆け引きをする場面も覚悟している」と強い決意を示した。