海外前日計量

　米国2都市で27日(日本時間28日)で開催される世界戦の前日計量が、26日(日本時間28日)に各都市で行われた。テキサス州アーリントンのカレッジ・パーク・センターでは注目のスーパーライト級王座統一戦。WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)vsWBO(世界ボクシング機構)同級王者モーリス・フッカー(米国)。そのアンダーカードでIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者テビン・ファーマー(米国)vs挑戦者同級3位のグイラウメ・フレノイス(フランス)。
　ボルチモア州のロイヤル・ファーム・アリーナではWBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級タイトルマッチ。スーパー王者ジャーボンタ・デイビスvs挑戦者同級2位のリカルド・ヌニェス(パナマ)が会場に姿を見せて秤に乗った。

　スーパーライト級リミットの63.5kgをWBC王者ラミレス、WBO王者フッカーともに300gアンダーの63.2kgでパスをした。無敗王者同士であり、両者とも3度目の防衛戦でもある。ラミレスは傘下に入るトップランク社以外での初の試合、フッカーは今回が地元での凱旋試合となった。プロモートはフッカーを擁するマッチルーム・ボクシングUSA、ストリーミング配信サービスDAZNが中継を行う。

　セミファイナルで行われるIBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。ファーマーは同級リミットの58.9kgを100gアンダーの58.8kgで合格。対するフレノイスは200g軽い58.7kgでクリアした。昨年8月に同王座を決定戦で獲得して以来、早くもV4戦を迎えるファーマー。長身のフレノイスを相手にファーマーの変則スタイルが冴え渡るのかに注目だ。

　地元ボルチモアで2度目の防衛戦を迎えるデイビスは、スーパーフェザー級リミット58.9kgを200gアンダーの58.7kgでパス。対するヌニェスはさらに軽い500gアンダーの58.4kgで秤を下りた。デイビスは試合前などに同州の知事を訪問するなど地元から完全バックアップ体制を受け試合に臨む。現在10連勝中のヌ二ェスは国外で初の試合が、初の世界挑戦となった。プロモートはデイビスをサポートするメイウェザー・プロモーションズとPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)を取り仕切るTGB・プロモーションズ。米国プレミアム・ケーブル局のSHOW TIMEが中継する。