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世界最激戦区のウェルター級でビッグマッチが決定。IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米国)と、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者ショーン・ポーター(米国)が、互いのベルトをかけ王座統一戦で激突する。9月28日(日本時間29日)米国・カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターでの開催を、20日(日本時間21日)イベントを行うPBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)が発表した。
IBF王者エロール・スペンスJr.
IBF王者のスペンスは17年5月に敵地英国でケル・ブルック(英国)を11回KO勝利で破り世界タイトル初載冠。その後、2度の防衛を果たすと今年3月には、世界4階級制覇王者ミゲール"マイキー"ガルシア(米国)との階級を超えたビッグマッチを、3-0判定勝利でV4に成功した。V5戦でもあるこの統一戦は、前回に続き米国地上波FOXによるPPV(有料課金)となった。
WBC王者ショーン・ポーター
一方のWBC王者ポーターは16年6月に前WBA同級スーパー王者キース・サーマン(米国)に判定で敗れるも、2連勝で再起に成功して昨年9月に元世界2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米国)に判定勝利で世界王座に返り咲いた。そして3月にジョルデニス・ウガス(米国)を破り初防衛に成功、今回が2度目の防衛戦となる。先週末に6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)がサーマンを判定で下してWBAタイトルを統一し、先にコマを進めた。スペンスvsポーターの勝者が、次にパッキャオとの対決に進むことになるのかー。両選手にとっては自身の商品価値も高めなければならない勝負の一戦となりそうだ。
ディレルvsベナビデス
この日のアンダーカードには、WBC世界スーパーミドル級王者アンソニー・ディレル(米国)の初防衛戦もセットされた。挑戦者はWBC同級休養王者とされたいるデビッド・ベナビデス(米国)。ディレルは今年2月にアヴニ・イルディリ(トルコ)を10回負傷判定勝利で世界王座を再獲得した。
対するベナビデスは、昨年にVADAの尿検査でコカインが検出されてしばらくの間、リングから遠ざかっていた。しかし、今年3月に再起戦を2回KO勝利で飾り、今回の挑戦に結びつけている。勝者は1位のイルディリムとの指名戦をWBCが義務づけている。
対するベナビデスは、昨年にVADAの尿検査でコカインが検出されてしばらくの間、リングから遠ざかっていた。しかし、今年3月に再起戦を2回KO勝利で飾り、今回の挑戦に結びつけている。勝者は1位のイルディリムとの指名戦をWBCが義務づけている。