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日本フライ級王者の中谷潤人(21=M.T)と日本ユース・ミニマム級王者の石澤開(22=M.T)が22日に神奈川県相模原市内の所属ジムで会見を開き、次戦を発表した。中谷は10月5日(土)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインベント、114LB契約10回戦で元IBF世界ライトフライ級王者で現WBC世界同級12位のミラン・メリンド(31=比)と対戦、石澤は9月21日(土)に後楽園ホールで日本ミニマム級2位の谷口将隆(25=ワタナベ)と日本タイトル挑戦者決定戦を行うことが発表された。
世界をアピールする内容を見せる
会見の冒頭、高城正宏会長から中谷の日本王座返上が発表された。元世界王者と拳を交える中谷は、「世界へのステップアップとなる試合を組んでいただいた。相手は日本のトップ選手たちが戦っている選手だが、一発を狙わずダメージを蓄積させて倒したい。皆さんに世界へ行っても良いと言われる内容で勝ちます」と必勝を誓った。
4度目の来日のメリンド
これが4度目の来日となるメリンドは、IBF世界ライトフライ級暫定王者時代の2017年5月に八重樫東(大橋)にTKO勝ちし、正規王者に昇格。同年の大晦日に当時のWBA同級王者の田口良一(ワタナベ)と王座統一戦に臨んだが判定負けでベルトを手放した。昨年10月にはWBC同級王者の拳四朗(BMB)に挑戦するも、左目上を切り裂かれてのTKO負けとなり、王座返り咲きは叶わなかった。
フィリピンのメリンドから、「彼の映像を見たが、クレバーでグッドパンチャーで長身のアドバンテージがある世界レベルの選手だ。しかし、私が負けた4敗は世界戦のみ。当日は技術を含め素晴らしい試合を見せたい。世界王座に返り咲くために必ず勝つ」とコメントが寄せられた。
フィリピンのメリンドから、「彼の映像を見たが、クレバーでグッドパンチャーで長身のアドバンテージがある世界レベルの選手だ。しかし、私が負けた4敗は世界戦のみ。当日は技術を含め素晴らしい試合を見せたい。世界王座に返り咲くために必ず勝つ」とコメントが寄せられた。
緊張感のある攻防を見せた
会見後には同門で日本大学出身、アマチュア70戦50勝20敗の神足茂利(23)と3ラウンドのスパーリングを披露。中谷は前の手で距離を作ると、リーチのある神足のワンツーをかいくぐり、左ストレートを好打。神足も右ストレートを伸ばし白熱の攻防を見せると、3回にはボディに左ストレートを決めて世界ランカーの力を見せた。
チャンスを掴み取る
ここまで6戦全勝(6KO)の石澤は世界挑戦経験のある谷口と日本タイトルの挑戦権を争う。石澤は「まさかこんなに大きなチャンスがくるとは思っていなかった。周りからはまだ早いと思われるかもしれないが、乗り越えていかなければならない山だと思う。2年前にスパーリングした時は上手いなと思ったが、勝てなくはないなと思った。できればKOで勝ちたい」と拳を握った。
日本タイトルは返上