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[記者会見]2019.5.16

井上尚弥「日本と同じ調整ができた」

   WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)の準決勝でIBFバンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と決勝進出をかけ拳を交えるWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が現地時間15日、英国・グラスゴー市内のホテルで試合直前の記者会見に臨んだ。井上は8日に英国入りしており「時差ボケは、解消した。万全で試合に臨む」と体調万全をアピールした。
左:エマヌエル・ロドリゲス
   IBF王者のロドリゲスは「いつもの試合のように順調に調整できた。井上は強い王者だが、このトーナメントを勝ち上がるために練習はできたと思う。試合を楽しみにしているし、勝つのは私だ。土曜日を楽しみにしている」と静かな口調で語った。
戦闘モードに入った井上
   続いて、試合を3日後に控え精悍な顔つきに眼光の鋭さが増した井上は、「もちろん試合ではKOを狙っていきますが、ロドリゲス選手もチャンピオンですし、流れの中で狙っていきます。周りの評価ほど簡単な試合にはならないと思っています」と慎重な姿勢を見せた。日本から持ち込んだ食料も順調に消化しているとのことで「足りなくなりそうなので、明日着く家族に追加分を頼みました」と体重調整も順調そうだ。
大橋秀行会長
   会見後、大橋秀行会長は「相手はナーバスになりすぎだね。チャンピオンだし凄みはあるけどね。無敗同士で世界王者同士の戦いは日本人ボクサーでは初めてじゃないかな。こちらは落ち着いているし、明日は行事もないし、ゆっくり調整して計量に備えるよ」と笑顔を見せた。
長谷川穂積氏
  テレビ局の解説で現地入りしている元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏は、会見を見守り「ロドリゲス選手はアゴも、腹も弱そうですからね。早い段階で決着は着くと思いますよ。IBFの当日計量の精神的なものはあるでしょうけど、井上選手は大丈夫でしょう」と井上の状態に太鼓判を押し、早期決着を予想した。
決戦は3日後!

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