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[試合後談話]2019.5.5

日本ユース・フライ級戦は三田でゴングが鳴った

 日本ユース・フライ級王者の松岡新(大成)が5日、三田市内のザ・セレクトンプレミア神戸三田ホテルの特設会場で開催された「三田から世界へ.14」のセミファイナルで、鷲尾樹貴也(千里馬神戸)を迎え初防衛戦のリングに登場。試合は、鋭いジャブの差し合いでスタートした。
 
左:初防衛に成功した松岡
 試合の前半は挑戦者の鷲尾にペースを握られた王者の松岡だが、徐々にエンジンの回転数を上げた。鷲尾は上体を細かく振り、右ストレートを伸ばすのに対して、序盤に固さを見せた松岡は鷲尾を捕まえることが出来ず。それでも中盤に入りプレスを強めると、踏み込む鷲尾にボディを決めペースを握り返し、最終ラウンドまでクリーンヒットを重ねポイントを挽回。判定は松岡が最大4ポイント差をつけ初防衛に成功した。
また練習頑張っていきますと松岡
 試合後、松岡は「前半は固さがあって思うようなボクシングが出来ませんでしたね」と勝利にも笑顔はなかった。ユースタイトルはこれで返上となる松岡は「毎試合そうですけど、先のことを考えて戦っているわけではないので、また練習頑張って、決められた試合をしっかり勝っていくだけです」と最後まで冷静なコメントに終始した。
 
鷲尾樹貴也(千里馬神戸)
 一方、階級を上げてタイトルに初挑戦した鷲尾は「序盤の入りは良かったのですが、徐々に相手のペースになっていったので、負けですね。最初は意外に通用すると思ったんですけどね」と、唇を噛んだ。
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