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スーパーフライ級で日本人男子初の4階級制覇を目指す八重樫東(36=大橋)が7日、プロ34回目の計量に臨んだ。八重樫は明日8日に後楽園ホールで開催される「第67回フェニックスバトル」のメインで、タイ国8位のサハパップ・ブノップ(23=タイ)とスーパーフライ級8回戦を行う。
なお、セミで予定されていた日本ユース・スーパーライト級王者の平岡アンディ(大橋)の試合は、対戦相手のOPBF東洋太平洋同級1位アチャリヤ・ウィロジャナスノボル(タイ)が来日不可となり中止となった。
なお、セミで予定されていた日本ユース・スーパーライト級王者の平岡アンディ(大橋)の試合は、対戦相手のOPBF東洋太平洋同級1位アチャリヤ・ウィロジャナスノボル(タイ)が来日不可となり中止となった。
8ヵ月ぶりの試合だが仕上がりは良い
リミットの52.1kgを300g下回る51.8kgでパスした八重樫は、再起3戦目に向け「ノンタイトル戦だからといって手を抜くことなく、自分に出来る最大限のことをやってきた」とコメント。あとがない危機感を"時代に置いて行かれる"という言葉で表現し、「この階級は骨格に多少の無理はあるが、パフォーマンスを落とさないよう、練習密度も上げて取り組んでいる。僕はギリギリの人間だが身体はきっとまだ動く。世界に挑戦できると信じてやるだけ。自分の力を出し、しっかりとした内容で勝ちたい」と決意した。
井岡に借りを返したい
また、7年前に大阪で世界ミニマム級王座統一戦を戦った同じ3階級制覇王者の井岡一翔(Reason大貴)が日本復帰、6月にもWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を予定していることについて、「井岡くんが獲ったら面白い。(判定負けした)借りを返したいので、ターゲットの一人にしてくれればいい」と対戦を希望した。井岡が先に4階級制覇を達成する可能性があることには、「僕は初とかはどうでもいい。4階級に挑戦したいだけだし、2番手でいいんですよ。子供の頃の徒競走も、いつも2番だった」と笑い、まずはライバルの快挙を願った。
日本3戦目のブノップ
一方、51.6Kgで秤を降りた6戦4勝(3KO)2敗のブノップは、今回が17年4月の山本隆寛(井岡)戦、昨年9月の梶颯(帝拳)戦に続く日本3戦目。いずれも2回TKO負けと日本での勝利はないが、「どんなシチュエーションでも対応できるように練習をしてきた。明日のリングですべてを見せるよ」と気を吐いた。