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前WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(青木)が再起戦に臨んだ30日の中国・上海普陀体育館では、日本からほかに5選手が出場し、中国人選手と拳を交えた。
セミでは日本フライ級11位の山内涼太(角海老宝石)がWBO世界同級13位のウラン・トロハツ(中国)と空位のWBAインターナショナル・フライ級王座を争い、メインでは日本スーパーライト級2位の今野裕介(角海老宝石)がWBA世界同級15位のバイシャンボ・ナスイウラ(中国)が保持するWBAアジア同級王座に挑戦した。
セミでは日本フライ級11位の山内涼太(角海老宝石)がWBO世界同級13位のウラン・トロハツ(中国)と空位のWBAインターナショナル・フライ級王座を争い、メインでは日本スーパーライト級2位の今野裕介(角海老宝石)がWBA世界同級15位のバイシャンボ・ナスイウラ(中国)が保持するWBAアジア同級王座に挑戦した。
12Rを戦いきるも初の黒星
プロ5戦目で初のタイトル戦を迎えたアマチュア出身の山内は、開始から積極的に攻めペースを握りかけたが、3回に連打で押し込まれダウン。それでも6回に左ボディで倒し返すとラストまで激闘を繰り広げたが、終盤は手数と有効打で上回られゴング。惜しくも判定負けで連勝記録は4で途切れた。
メインには今野が出場
17年6月の日本王座戦以来、2度目のタイトル挑戦となったキャリア9年目の今野は開始2分に右フックでダウンを先取した。幸先の良いスタートを切ったが、日本で内藤律樹(E&Jカシアス)と接戦を繰り広げたナスイウラも息を吹き返すと細かく足を使い、鋭いジャブから多彩な右で応戦し、今野にダメージを負わせた。しかし終盤、再び今野がプッシュすると11回に痛烈な左フックを決めノックアウト。今野がKO勝ちで初のタイトルを獲得した。
11回KO勝ちでタイトルを奪取