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OPBF東洋太平洋ミニマム級王者の小浦翼(24=E&Jカシアス)が3月31日(日)、横浜港の大さんばしホールで開催される「E&Jカシアスジム15周年記念大会withDANGAN」でOPBF同級13位のリト・ダンテ(28=比)を迎え4度目の防衛戦を行うことが決まった。
内藤未来はA級昇格を懸けた一戦
この大会は小浦と、カシアス内藤会長の長男でOPBFスーパーライト級王者の内藤律樹(27)、次男の内藤未来(26)の3選手が、「日本ボクシング発祥の地(※)であり、地元横浜をボクシングで盛り上げる」をコンセプトに企画し、ジム近くの1000人規模の同ホールで初のボクシングイベントを開催するに至った。
※日本ボクシングは1856年にペリー提督が2度目の来航の際、横浜港で艦隊の水兵と力士が拳を交えたのが始まりとされている。
※日本ボクシングは1856年にペリー提督が2度目の来航の際、横浜港で艦隊の水兵と力士が拳を交えたのが始まりとされている。
タフなダンテをどう攻略するか注目
挑戦者のダンテは戦績29戦15勝(7KO)10敗4分と、14戦全勝(9KO)の小浦に対し倍のキャリアを持つ右ファイター。来日経験はこれまで2度あり、16年7月に当時の世界ランカー栄拓海(折尾)と引き分け、昨年9月には鹿児島で日本ランカーの春口直也(橋口)を僅差判定で破りアウェイでの勝負強さを発揮している。また、2月26日に谷口将隆(ワタナベ)の挑戦を受けるWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダール(比)とも敗れはしたが2度対戦しており、フルラウンドを戦い抜くスタミナとKO負けが一度もないタフさが最大の売り。加えて左右の返しも速く、振り抜く右は当たれば危険だ。
内藤律樹もスパーリングで参加する
WBC3位を筆頭に主要4団体で世界ランク入りする小浦は、初防衛戦で退けた現WBOアジアパシフィック同級王者の谷口が先に世界へと駒を進めただけに、この試合で連勝記録を伸ばし、世界を大きく印象づけたいところだろう。
なお、イベントは小浦の12回戦をメインに、内藤未来の6回戦がセミファイナルにセット。ほかアンダーカードに4試合を予定し、スーパーライト級で世界を狙う内藤律樹はスペシャルスパーリングで大会を盛り上げる。
なお、イベントは小浦の12回戦をメインに、内藤未来の6回戦がセミファイナルにセット。ほかアンダーカードに4試合を予定し、スーパーライト級で世界を狙う内藤律樹はスペシャルスパーリングで大会を盛り上げる。