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WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が15日、横浜市内の所属ジムで会見を開き、5月18日に英国グラスゴーで開催が決まったIBF(国際ボクシング連盟)同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)とのWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)準決勝および王座統一戦に向け、「毎試合そうだが決して楽な戦いじゃない。今回は秒殺のイメージがない。技術戦になる」と気を引き締めた。
正式決定まで陣営をヤキモキさせた
WBSSによる日程が決まらず、練習スケジュールの組み立てに苦慮した陣営だが、早速明日17日から21日までグアム合宿をスタートさせる。 大橋秀行会長は「当初の3月開催からかなり日程は伸びたが、その分濃密な練習ができる」とし、"南米の尚弥"と高く評価する20戦全勝(12KO)のロドリゲスとの試合は「力を出す距離が同じで見応えのある技術戦になることは間違いない」と期待した。
WBSSは優勝しかない!
また、井上の父・真吾トレーナーも「フィジカルと集中力がカギ。どちらが先に一発を当てていくか、これまでのように簡単にはいかない」と警戒した。
今回は秒殺難しい?
その上で井上は、「去年ほどのインパクトを残すのは大変だが、違った形でも自分のボクシングを見せたい」と貪欲に勝利を求めた。ロドリゲスについては「日本人にはない角度で打ってくるし技術的に凄い」と評価しながらも、昨年10月にアメリカでの試合を視察した際には、「目を見て威圧感やオーラ、ヤバいなとは思わなかった。気持ちの弱さを感じた」と井上ならではの印象を語った。
石田匠とスパー
会見後、井上は大阪から出稽古に訪れた元日本スーパーフライ級王者で世界4団体にランクされる石田匠(井岡)と4ラウンドのスパーリングを披露。リーチのある石田に序盤こそ距離が合わず後手に回っていたが、後半は入り方を変えると左ボディ、左フックから返し右など様々な攻撃パターンを試し、ロドリゲス対策に手応えを感じていた。
石田も引かずに打ち合った