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[帰国会見]2019.1.1

京口紘人「ビッグマッチを目指していく」

 12戦目で世界2階級制覇を達成したWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25=ワタナベ)が元旦に決戦地の中華人民共和国・マカオから帰国した。京口は大晦日にヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)に挑戦し10回終了TKO勝ちでベルトを奪取した。
理想の展開だった
 バッティングの影響で目を腫らしての帰国となった京口。「2階級制覇しているチャンピオンだったので、前半4ラウンドの時点では簡単にはいかないなと思ったが、ジャブとボディブローでしつこく攻めていったら5ラウンドから捕まえやすくなった。最後は相手のギブアップで終わったので倒したかった」と会心の勝利を振り返った。  
海外での王座奪取
 「格好いいですね」というWBAのベルトだが、まだ手元には届いておらず時間がかかる見込み。2本目のベルトを手にした京口は、「うれしかったが、初めて世界を獲った時の喜びは越えなかった」とコメント。「それよりも不利という予想もちらほら聞いていたので、それを吹き飛ばすような完勝ができたことがうれしい。評価は上がると思う」と胸を張った。
2019年も突っ走る!
 「京口を漢(おとこ)にする」と11月29日の発表会見から願掛けのため断酒していた井上孝志トレーナーは試合後に勝利の美酒を口にした。「肩の荷が下りました。うれしいのは今日まで。明日からまた仕事なので頑張ります」と2019年も猪突猛進していく。
 30日にV5を達成したWBC同級王者の拳四朗(BMB)との王座統一戦に期待も膨らむが、「今年中にというこだわりはないが、勝っていけばいずれはそういう機会がくると思う。これからも強い相手との試合が求められる。拳四朗選手は評価が高く強い選手なので決まれば盛り上がらないわけがない」と語った。京口は明後日、地元の大阪に帰りしばしの休養に入る。

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