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2017年全日本Sフェザー級新人王で現在はWBOアジアパシフィック・フェザー級10位の森武蔵(18=薬師寺)が25日、愛知・刈谷市あいおいホールで開催された「SPLENDID BOXING」のメインイベントでWBOアジアパシフィック同級王者のリチャード・プミクピック(28=比)に挑戦した。ここまで7戦全勝の森は、32戦目のフィリピンの古豪からベルトと世界ランクを奪うことができたのか――。
森がタイトルを獲得した
地元の期待を背負うサウスポー森は、初回から積極的に攻め気持ちの強さを見せた。対するプミクピックもダイナミックな右で森を脅かす。3回、森は相手の右を外して左ボディアッパーを痛打させプミクピックの動きを止めた。手応えを感じた森はボディにパンチを集めポイントを加点すると、プミクピックの強引な攻めに一歩も引かず真っ向から打ち合った。すると5回、偶然のバッティングでプミクピックが左額をザックリとカット。2度目のドクターチェックで試合終了となり、森が負傷判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。
冷静に戦うことを心がけた
8戦目で新王者に就いた森は、「今回はチャレンジャーらしく積極的に攻めることを心がけた。パンチをもらっても打ち返そうと気持ちを強く持って戦った。試合を迎える前にプレッシャーもあったが乗り越えて勝つことができて良かった」と安堵の表情を浮かべ、「世界を獲るまでは泣かないと決めていたがリング上で泣いてしまいました」と笑顔を見せた。
WBOアジアパシフィック王者としては日本人選手最年少記録の18歳363日でベルトを獲得した森は、「相手の方がキャリアがあると言われたが、僕には若さがあるので引きずり降ろそうと思っていた。会長にベルトを見せることができて嬉しい」と声を弾ませた。
WBOアジアパシフィック王者としては日本人選手最年少記録の18歳363日でベルトを獲得した森は、「相手の方がキャリアがあると言われたが、僕には若さがあるので引きずり降ろそうと思っていた。会長にベルトを見せることができて嬉しい」と声を弾ませた。
薬師寺保栄会長
会見に同席した薬師寺保栄会長は、「どんな形にしろ勝つことができたのが一番。相手も強気で攻めてきたが、武蔵がプレッシャーに負けなかったことが勝因。相手はボディも効いていたと思う。今日は最高ですね!」とジム初の王者誕生を喜び、次戦はダイレクトの再戦になる可能性があると話した。
再戦したいとプミクピック
一方、王座から陥落したプミクピックは、「採点は勝ったと思った。結果は仕方がない。(森は)前に出てくるので難しい相手だとは思わなかった」と悔しさをにじませた。
採点表