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先日、前王者の和氣慎吾(FLARE山上)の王座返上により空位となった日本Sバンタム級王座を懸け、同級1位の中川麦茶(角海老宝石)と同級2位の田村亮一(JBスポーツ)の対戦が正式に決まった。試合は来年1月12日(土)の後楽園ホール、「DANGAN220」のリングで行われる。
10月の岡本ナオヤ戦
初の日本王座挑戦となる中川は、10月のチャンピオンカーニバル挑戦者決定戦で岡本ナオヤ(東拳)と争い、7回負傷判定で挑戦権を獲得。和氣の返上でターゲットの変更を余儀なくされたが、岡本とタイプの近い田村なだけに、前回のロングレンジから接近戦までの対策をそのまま継続できるものと思われる。この階級トップクラスのスピードに加え、手数の多さが大きな魅力だ。
昨年7月の久我勇作戦
対する田村は昨年7月、和氣に敗れた前々王者の久我勇作(ワタナベ)に挑戦し、壮絶な打ち合いを繰り広げたが判定で敗退。しかし、この試合で評価を上げ、再起後は3連勝で1年半ぶり2度目のチャンスを掴んだ。得意のインファイトは岡本よりタフで激しく、中川との打ち合いが見どころだ。