新旧ハードパンチャー対決に注目!

　今年4月のチャンピオンカーニバルでタイトルを失った前日本ウェルター級王者の有川稔男(川島)が再起することが分かった。対戦相手は今年5月に日本ユース同級王座を獲得し、現在8戦全勝(5KO)をマークする新鋭のクドゥラ金子(本多)。試合は11月22日(木)に後楽園ホールで開催される「UNTOUCHABLE FIGHT.28」のメインで、ウェルター級8回戦として行われる。

　有川は矢田良太(グリーンツダ)との指名試合でレフェリーストップによる8回TKO負けを喫し、16年4月に獲得したウェルター級王座から陥落。矢田は日本王座初挑戦、敵地でのタイトル奪取が評価され、大会殊勲賞に選出された。

　敗戦から半年、度重なる故障を乗り越え幾度も復活してきたデビュー11年目の有川が、この階級で若手NO.1と目される強打者にキャリアの差を見せつけることができるのか。それとも現在日本同級13位の金子が大物食いをはたし、挑戦権を有する12位以内のタイトル戦線に絡むのか――。KO率65%の有川と63%の金子による新旧ハードパンチャー対決は、KO決着が期待できるカードといえる。