末吉大と三代大訓が2本のベルトを懸ける!

　日本&OPBF東洋太平洋Sフェザー級王座統一戦の前日計量が5日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、日本同級王者の末吉大(帝拳)とOPBF同級王者の三代大訓(ワタナベ)が計量に臨んだ。試合は明日の後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインにセットされている。

　これが3度目の防衛戦になる末吉は100gアンダーの58.8kgでパス。対面したOPBF王者に対して、「自分が強くなったのもあると思うが、特に何も感じなかった」とコメント。今回の試合に向けて、いつもより多い6人のパートナーとの実戦練習でレベルアップを実感したという。
　距離をキーポイントに挙げた末吉は「遠い距離でも接近戦でも戦える。細かい修正がしっかりハマった。相手のことは過小評価していない。全力で臨むだけ」と静かに闘志を燃やした。

　一方の三代は、6月にカルロ・マガレ(比)に2-1の判定勝ちでキャリア6戦目で王座奪取。これが初防衛戦になる。三代も100gアンダーの58.8kgで秤を降りると「自分に勢いを感じている。計量が終わりこれからワクワクしてくると思う。明日は楽しんだもの勝ち」と大一番にも落ち着いた表情。
　フェイスオフでは「以前から周りに雰囲気が似ていると言われていたので」と思わず笑ってしまった。こちらも勝敗のカギを距離と答えると「僕が空間を支配する」と気を吐いた。