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WBC(世界ボクシング評議会)Lフライ級王者の拳四朗(BMB)が29日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。拳四朗は10月7日(日)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」で、八重樫東(大橋)からIBF同級王座を奪い、前WBA王者の田口良一(ワタナベ)との統一戦で激闘を繰り広げた現WBC同級5位のミラン・メリンド(比)と4度目の防衛戦を行う。
体重を含めコンディションはバッチリと笑顔を見せた拳四朗は、今回から体重のほかに体脂肪率のチェックを始めたと明かした。
体重を含めコンディションはバッチリと笑顔を見せた拳四朗は、今回から体重のほかに体脂肪率のチェックを始めたと明かした。
体脂肪率のチェックを取り入れた
「前回(今年5月)のV3戦で最後の減量がきつかったので、今回は加藤健太トレーナーのアドバイスで有酸素運動を増やしている。11%あった体脂肪率は現在7〜8%まで落ち、計量までに6%に持っていく」(拳四朗)。
堀川とのスパーリング
そのお陰か以前よりも体が軽く、この日のスパーリングでも元日本・WBOアジアパシフィック同級王者の堀川謙一(三迫)を相手に抜群のキレを披露した。来月に試合を控え、体を作っているはずの堀川も「距離を支配された序盤は何もできなかった」と脱帽したほどだ。
堀川も「強い!」と脱帽
このスパーリングでは、特に生命線の距離とジャブが光った拳四朗。今月9日から10日間のフィリピン合宿では、メリンド対策として現地のファイター系選手と60ラウンドの実戦練習を重ねてきただけに、父の寺地永会長も「万全の体制」を強調し、「元チャンピオンのメリンドを攻略すればあらかたのトップ選手は倒したことになる。長期政権が視野に入る」と期待した。
酸素カプセルは強い味方
父の言葉に拳四朗も「10度は防衛したいし、13度の記録も抜きたい」と応え、世界チャンピオンであることに満足していた以前とは違い、現役最多防衛中の王者としての欲も出てきたようだ。
さらに話は拳四朗が東京での本拠地にする三迫ジムに置かれた酸素カプセルに及んだ。疲労回復のために拳四朗のスポンサーが新たに導入したもので価格は500万円。有酸素運動を増やした拳四朗には強い味方となっている。
さらに話は拳四朗が東京での本拠地にする三迫ジムに置かれた酸素カプセルに及んだ。疲労回復のために拳四朗のスポンサーが新たに導入したもので価格は500万円。有酸素運動を増やした拳四朗には強い味方となっている。
僕の距離とジャブで圧勝する!
10月7日のイベントでは、メインに階級最強を決めるトーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズン2」として、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が元WBA世界同級スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を迎えての初防衛戦がセットされている。
フジテレビ系列で生中継もされ、「知名度アップ」を狙う拳四朗は最高の舞台に「世界からオファーがくるチャンス」とニンマリ顔だ。また、井上にも対抗意識を燃やし、「井上選手を超えるインパクトを残せたら嬉しい」。「得意のジャブで流れを作り、中盤から後半にかけて倒しに行く」と、3連続KO防衛に自信を示した。
フジテレビ系列で生中継もされ、「知名度アップ」を狙う拳四朗は最高の舞台に「世界からオファーがくるチャンス」とニンマリ顔だ。また、井上にも対抗意識を燃やし、「井上選手を超えるインパクトを残せたら嬉しい」。「得意のジャブで流れを作り、中盤から後半にかけて倒しに行く」と、3連続KO防衛に自信を示した。