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世界3階級制覇王者の井岡一翔(米)が土曜に行われるアメリカでのデビュー戦に向けて5日(日本時間6日)、カリフォルニア州サンタモニカのワイルドカードボクシングジムで報道陣に練習を公開した。日米合わせて50人ほどの報道陣が詰めかける中、5週間前から指導しているイスマエル・サラストレーナーを相手に2ラウンドの軽いミット打ちを披露した。井岡は8日(日本時間9日)にカリフォルニア州イングルウッドで開催される「Superfly3」に出場し、WBC世界シルバーSフライ級王者のマック・ウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)と対戦する。
井岡対アローヨ戦の模様は9日(日)深夜0時50分からTBS関東ローカルで録画中継される。
井岡対アローヨ戦の模様は9日(日)深夜0時50分からTBS関東ローカルで録画中継される。
海外のメディア取材
「人生で初めてここまで伸ばしました」という髪を帽子にしまい練習に入った井岡は、軽いウォーミングアップを済ませると、サラストレーナーを相手に2ラウンドのミット打ちを披露。これまでの井岡は、上下や前後の動きを確認するようなミット打ちだったが、今回はサイドへの移動を重視しているのが印象的だった。
軽いミット打ちで終了
練習後、日本の報道陣に向けての囲み取材に応じた井岡は「1年半ぶりの試合で、最初は違和感がありましたが、いざ試合に向けて調整を進めていくとまったく問題なかったので大丈夫です」と万全を強調。「このチャンスをいただいたことに感謝しています。この選手を出場させてよかったなと思ってもらえるように、盛り上がる試合で勝ちたいと思います」と覚悟を決めた様子で語った。
イスマエル・サラストレーナー
イスマエル・サラストレーナーは「井岡のことは中学生の頃から見ているから、問題なく練習に入れた。5週間の中でプランをしっかりと立てて動いてきたから問題ない。私は中盤に井岡が倒す決定的な場面を作ると思う」と勝利を確信していた。