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[発表会見]2018.8.28

拳四朗のV4戦が決定!

 WBC(世界ボクシング評議会)Lフライ級王者の拳四朗(26=BMB)の4度目の防衛戦が決定。10月7日(日)、横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」で元IBF(国際ボクシング連盟)同級王者で現WBC同級6位のミラン・メリンド(30=フィリピン)を迎えることになった。その発表会見が28日に都内のホテルで行われ、拳四朗は「自分の距離で戦えば勝てる相手。ズゴーンと倒して知名度を上げる!」とKO防衛を誓った。
 このイベントのメインでは階級最強を決めるトーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)シーズン2」として、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が元WBA世界同級スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)を迎えての初防衛戦が組まれ、フジテレビ系列で生中継される予定だ。
八重樫から衝撃のKO勝ちでIBF王座を奪取したメリンド
 拳四朗がKOを宣言したメリンドだが、日本での過去2戦はその実力をいかんなく発揮。八重樫東(大橋)に初回KO勝ちした17年5月のIBF王座戦と、判定で敗れはしたが年間最高試合に選ばれた昨年末の田口良一(ワタナベ)との統一戦は記憶に新しい。
息子が勝つのは間違いない、あとはいかに倒すかが課題
 同席した拳四朗の父・寺地永会長も「楽に勝てる相手ではない」と前置きした上で、昨年末のV2戦、5月のV3戦をともに4ラウンド以内に終わらせている拳四朗に「勝つことにこだわりつつ、いかに倒すかのボクシングをこれから磨いていきたい」とKO防衛を注文。拳四朗も「日本で知名度のある相手は勝ちがいがある」と笑顔で応えると、「八重樫さんとの試合は確かに衝撃的だったが、距離さえ守れば怖くはない。12ラウンドはやりたくないが、早すぎてもあまりテレビに映らないからイヤ」と、試合よりもお茶の間を意識する大物ぶりを発揮した。
ダブルピースは今回V4のサイン
 また、今回のイベントはWBSS仕様の豪華な演出も注目され、海外の関係者が多く来日予定。それだけに拳四朗も、メリンドに圧勝することでさらに名が上がることを期待した。
 すでに都内のジムで練習を開始している拳四朗は、31日から来月3日まで神奈川・茅ヶ崎で走り込みキャンプを行い、9日から19日まではフィリピン・マニラ市内のエロルデジムでスパーリング中心の合宿を予定。現地でメリンドの情報を集める目的もある。
24日後楽園ホール 京口と拳四朗のツーショット
 会見後の囲み取材では、Lフライ級に転向した前IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)についても問われ、「いつか統一戦をしてこの階級を盛り上げよう」と約束していたことを明かした。

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