明日は伊藤雅雪の世界初挑戦

　WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級2位の伊藤雅雪(27=伴流)が、明日28日(日本時間29日)米国・フロリダ州キシミーで行われるWBO世界同級王座決定戦に出場する。その前日計量が27日(日本時間28日)に行われ、同級1位のクリストファー・ディアスと計量に臨んだ。
※伊藤VSディアス戦は、29日(日)午前11時からWOWOWライブで生中継される。

　プエルトリカンの移住者が多いフロリダ州キシミーの期待を背負うディアスは129.2ポンド(58.6kg)、アウェーでのベルト奪取を誓う伊藤は129.6ポンド(58.78kg)で両者ともスーパーフェザー級リミット130ポンド(58.96kg)を無事にパスした。

　伊藤は2015年8月にOPBF東洋太平洋同級王座決定戦でタイトルを獲得。2016年大晦日にWBOアジアパシフィック同級王者の渡邉卓也(青木)と日本初の地域王座統一戦で判定勝ちし、統一王者となった。その後は世界に標準を合わせ無冠戦に勝利し、ついに世界初挑戦の運びとなった。

　一方、プエルトリカンのディアスはここまで23戦全勝(15KO)でこちらも世界初挑戦。キャリアの半分以上を米国で行っており、WBOユースタイトル、地域タイトルを集めながら1位まで浮上してきた。ディアスは最終記者会見で、「自分がここまで来れたことに驚いている」と謙虚な姿勢を見せていた。

    試合の模様は、ライブストリーミングサービスのESPN+で全米中継される。プロモーターはディアスの所属するトップランク社。日本ではWOWOWで明日、午後11時00分から生中継される。