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日本スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が29日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の末吉大(27=帝拳)と同級1位の東上剛司(37=ドリーム)が会場に姿を見せた。両者は明日の後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベントで拳を交える。
目指しているのはここではない
100gアンダーの58.8kgでパスした末吉は「相手は死に物狂いで挑んでくるが叩き潰すだけ。ハッキリとした形で勝ちたい」と静かに闘志を燃やした。
今回が2度目の防衛戦
初防衛戦では、挑戦者の大里拳(大鵬)の右を浴びてダウンを喫したものの、左で立て直すと右ストレートで左目上を切り裂きストップに持ち込んだ。「余計なパンチをもらったし、内容的にもパッとしなかった」と前戦を振り返った末吉は「アグレッシブに攻めてKOしたい。周りに認められる試合を見せる」と意気込みを口にした。
運は自分にきている
一方、35戦目で初のタイトル挑戦の東上はリミットちょうどの58.9kgで合格した。「ここまでくるのはすごく長い道のりだったが楽しかった。チャンピオンになるために諦めずに続けてきた。この選手に勝てば夢が叶うのかと思うとワクワクしてくる」とタイトルマッチ独特の雰囲気を楽しんでいた。
最初で最後のチャンス
明日の試合に勝てば最年長での日本王座獲得(37歳11ヶ月)となる。「これまで戦績の半分負けている。それでもチャンピオンになると信じてくれた人たちの期待に応えたい。タイトル戦をするだけでは意味がない。この試合にすべてを懸けているので、明日は命がけでベルトをもぎ取る」と気合いを入れた。