黒田雅之のV3戦が決定

　日本フライ級王者の黒田雅之(31=川崎新田)が7月23日(月)、後楽園ホールで開催される「ホープフルファイトVol.28」のメインで同級3位の星野晃規(29=M.T)を迎えて3度目の防衛戦を行うことが決まった。WBA2位を筆頭に世界主要4団体で1桁にランクされる黒田は、13年2月以来の世界戦に向けアピールがもとめられる。

　黒田に挑む星野は昨年の指名挑戦者決定戦で長嶺克則(マナベ)と引き分け、敗者扱いとなり涙を飲んだが、その長嶺も3月のチャンピオンカーニバルで黒田に判定負けを喫し、今回星野にチャンスが巡ってきた。タイトル初挑戦の星野はキャリア12年目、戦績は23戦14勝(9KO)7敗2分。気持ちの強いアグレッシブなファイトを信条とする選手なだけに、王者と激しい打ち合いが期待できそうだ。

　また、セミファイナルではOPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の三好喜美佳(34=川崎新田)が、同級4位の藤原芽子(37=真正)と初防衛戦を行う。三好は昨年4月に韓国でWBA女子世界スーパーフェザー級王者のチェ・ヒョンミ(韓)に挑んだが、判定負けで奪還ならず。今回は再起戦ともなる。対する藤原は今年3月に神成麻美(カシミ)と日本女子初代フェザー級王座を争い、僅差の判定勝ちで獲得。日本に続く2本目のベルトを目指す。