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WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)が17日、神奈川県・大和市でIBF世界フェザー級5位の阿部麗也(KG大和)と5ラウンドのスパーリングを敢行。試合さながらの激しい打ち合いを見せた。勅使河原は、6月14日(木)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」で元日本スーパーフライ級王者の帝里木下(千里馬神戸)を相手に2度目の防衛戦を行う。
罠の仕掛け合い
これが3回目となる世界ランカー同士による実戦練習は、中間距離で緊迫感のある攻防を繰り広げていたが、まずは勅使河原が強烈な右を叩き込んで先制攻撃を仕掛けた。後手に(回ったサウスポー阿部だが、2回になると左ストレートからロープに詰めて連打を繰り出した。
阿部が攻め立てた
3回、阿部は左カウンターで膝を揺らし攻勢。5回は勅使河原の右クロスを皮切りに火の出るような打ち合いを見せた。
ヤバいパンチをもらった
スパーリングを終えた勅使河原は「激しいかけ引きをしているうちに終了した。左ストレートを一発もらった。グローブが大きくてヘッドギアをつけているので効いてはいないが、試合だったら倒されていた」。「こちらのパンチも何発か当たったが、深くは入らなかった。スタミナ、スピード、パワーすべてを兼ね備えている」と感想を口にした。
ほとんどの人がスパーリングを見学していた
一方、阿部は「(勅使河原選手は)2階級下だとは思えないほど、スピードもパワーもある。自分よりトリッキーな動きをするので、カウンターが入れずらかった。初めてスパーした時と比べてどんどん対応してきている」とアジア王者の実力を評価した。