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5月20日(日)の東京・大田区総合体育館でWBA(世界ボクシング協会)8度目、IBF(国際ボクシング連盟)初のライトフライ級王座防衛戦に臨む統一王者の田口良一(31=ワタナベ)が14日、都内のジムで練習を公開。元WBA世界ミニマム級スーパー王者で現IBFライトフライ級6位、WBA同級7位のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を迎えての日本人初の統一王座防衛戦に向け、コンディションの良さをアピールした。
試合は田口の後輩、IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24)のV2戦とダブルタイトルマッチとして行われ、当日TBS関東ローカルで午後2時から放送される。
試合は田口の後輩、IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24)のV2戦とダブルタイトルマッチとして行われ、当日TBS関東ローカルで午後2時から放送される。
6Rまでに倒してほしいと渡辺会長
練習にはジムの先輩で、当日ゲストとして解説席に座る元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏が激励に訪れ、田口に「しょうもない試合をしたらこき下ろす。俺の仕事を早く終わらせてくれよ」と冗談混じりにKOを要求。渡辺均会長も「6ラウンドぐらいに仕留めてほしい。早く終われば京口の試合も長く放送される」としれい要望した。
スパーでは足を動かし続けた
この指令に田口は「チャンスがあれば倒したいが、パンチがないので…。相手も手数が多いし我慢比べになりそう。京口には先に謝っておきます」と返し、報道陣の笑いを誘った。それでも田口を指導する石原雄太トレーナーは、「今回は100ラウンドのスパーリングをこなしてくれた。仕上がりは過去一番」と太鼓判。「ブドラーは対応力に優れたクレバーな選手だが、いつも通りに挑戦者の気持ちで自分のボクシングをすれば問題はないはず。僕も田口のあとの試合でセコンドにつかないといけないので、6ラウンドぐらいに、マキでお願いします」と、さらに注文つけていた。
起点のジャブがキーになる
KOの期待を背負った田口は会見後、シャドーからマススパーリング、ミット打ちなど12ラウンドの練習でたっぷり汗を流した。スパーでは的を絞らせない動きから詰める作業に重点を置き、石原トレーナーとのミット打ちでは右ストレートの角度、コンビネーションの確認を行い、パンチがないと言いつつ室内に快音を響かせていた。
注文は多いが気負わずに戦いたい
後輩の豊富な運動量を見て内山氏は、「以前と比べ、だいぶふくらはぎが太くなった。走り込みができている証拠」と目を細め、田口の勝利を確信していた。