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5日、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでWBA(世界ボクシング協会)スーパー、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(36=カザフスタン/米)に挑んだ同級12位、WBCスーパーウェルター級1位のバーネス・マーティロスヤン(32=アルメニア/米)が試合後、「まるで電車と衝突したような衝撃だった」と感想を口にした。
※ゴロフキン対マーティロスヤンは今夜9時からWOWOWライブ・チャンネル 「エキサイトマッチ」で放送
あんなパンチはこれまで受けたことがない
ゴロフキン対マーティロスヤンの試合にはIBF王座はかけられなかったが、それは重要なことではない。ここはゴロフキンが初回に隙をみせながらも2回に痛烈なダウンを奪ってKO勝ち、通算20度目の防衛を果たしたことにこそ注目すべきだろう。緩やかな衰えを感じさせはしたが、久しぶりにハンマーのような豪打によるKO勝ちだった。敗れたマーティロスヤンは試合後、「一発のパンチだけではなく、すべてのパンチが強かった。あんなパンチはこれまで受けたことがない。この試合に備えてヘビー級やクルーザー級の選手ともスパーリングをしてきたが、それと同じパワーを感じた」と脱帽の様子だ。正面突破を狙ったことについては「コーチからは『もっと右に動け』と言われ、別のプランもあったのだが、ゴロフキンに何ができるのか知りたかったんだ。だから中に入っていった。彼は強かった。ホンモノだ」と自らの完敗とV20王者の実力を認めた。