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6階級制覇の実績を持つ前WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(39=比)は、7月15日にマレーシアの首都クアラルンプールで行われるWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王者ルーカス・マティセ(35=亜)への挑戦に向け、順調にトレーニングをこなしている模様だ。このほどメディアにトレーニングを公開したパッキャオは「チャンピオンと戦えるので興奮している」と話している。
現在、パッキャオは生まれ故郷でもあるフィリピンのジェネラルサントスシティのワイルドカードジムでトレーニングを続けている。16年以上に及んだフレディ・ローチ・トレーナーとのコンビを解消し、あらたに長年の友人でもあるブボイ・フェルナンデス氏やライデス・ネリ氏をトレーナーに迎え、新チームでマティセ戦に臨むことになる。そのパッキャオは「再びリングに戻り、危険なチャンピオンと戦うことに興奮を抑えきれない」と話している。
フィリピンの上院議員でもあるパッキャオは5月から6月初旬にかけても政務があり、その合間にトレーニングすることになる。また、今回の試合はパッキャオ自身のMPプロモーションズがプロモートすることになっており、39歳という年齢や相手のマティセが豪打の持ち主であること、新チームで試合に臨むことなどを含めて懸念する声が多い。