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[試合後会見]2018.4.26

世界への道を切り開いたのは?

 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーウェルター級2位決定戦が26日、後楽園ホールで開催された「Earnest Efforts.8」のメインイベントで行われ、OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック同級王者の井上岳志(28=ワールドスポーツ)と元日本&OPBF同級王者の野中悠樹(40=井岡弘樹)が拳を交えた。世界ランカー同士の一戦は、期待通りに白熱の攻防を繰り広げた。
井上が無敗をキープした
 序盤は、井上が鋭い踏み込みから右を叩きつけて主導権を掌握。サウスポーの野中はジャブを散らしながら左を繰り出したが、井上のパワフルな攻撃に被弾が増えていった。4回、野中は距離を作りワンツーで膝を揺らすと、相手のパンチを空転させた。中盤、強引に前に出た井上は、右で脅かしジャッジに攻勢をアピール。しかし、野中も試合巧者ぶりを発揮してワンツーをヒットしポイントを挽回した。強いパンチを当てたい野中だが、井上の前進を止めることができずコーナーに詰められボディブローを浴びた。終盤まで集中力を切らさず前に出続けた井上は、ラストは連打で追い詰め、2〜4ポイント差でIBF2位のランキングを掴み取った。
野中選手の熱い気持ちを感じた
 難敵のベテランを下した井上だが、「いろいろ試そうと思い、ガードを高め損なったところに左のクロス、アッパーをもらいリズムが崩れてしまった」とまずは反省の弁を述べた。世界を見据える井上は「スーパーウェルター級で一番強いと言われていた選手に勝つことができたので、ここから気持ちよく世界の強豪と戦えるところまできたと思う。野中選手の世界に対する想いを引き継いで練習していきたい」とさらなる飛躍を誓った。
 会見に同席した斎田竜也会長は、「パワーが出せたしセコンドの指示も耳に入っていた。世界に向けて合格点は出せないが成長を感じた。井上のボクシングは、世界共通でやりずらいボクシングなので伸ばしていきたい」と愛弟子に及第点を与えた。次戦はIBF世界同級1位のジュリアン・ウィリアムス(米)との挑戦者決定戦になる見込み。日時や開催場所はこれから交渉に入る。
最後まで奮闘したが…
 一方、敗れた野中は「自分のボクシングが通用しなかっただけ。明確に取ったというラウンドがなかった。いろんなパターンを出したが、後手にまわってしまった。倒れそうなほどのパンチはなかったが、バランスを崩すなど見栄えも悪かった」と淡々と試合を振り返り、「今まで応援してくれた人や井岡会長、スタッフには感謝しなかない」と頭を下げた。
 傍らで採点表を見つめた井岡弘樹会長は「勝ってもおかしくはない競った試合だった」と労い、今後については「体の具合もある。話し合って決めたい」とだけ話し、進退の明言は避けた。
細川貴之氏
 この試合を観戦した第35代日本&第32代OPBF同級王者の細川貴之氏(六島→引退)は、「井上選手は馬力がすごく戦術に長けていた。ただ、野中さんは最後まで足が止まらず勇敢に戦った。すごく感動しました。僕はこの階級で世界まで届かなかったので、井上選手には世界まで行ってほしい」とエールを送った。
 この日引退式を行った柴田直子と親交が深く、さらにかつて拳を交えた野中の雄姿を見届けるため、家族と一緒に大阪から上京した細川氏。「自分のジムの興業で試合を見ることはあるが、後楽園ホールでは久しぶり。やっぱり良いですね。僕もボクシングに携わっていきたい」と話した。
採点表

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