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賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のクルーザー級決勝は、WBA(世界ボクシング協会)王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座を持つムラト・ガシエフ(24=露)と、WBC(世界ボクシング評議会)王座とWBO(世界ボクシング機構)王座保持者のオレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)というカードになった。試合は5月11日にサウジアラビアのジェッダーで行われる予定だが、ガシエフ陣営は「ボクサー(ウシク)対パンチャー(ガシエフ)の戦いになる」と話している。
主要4団体の王者4人が揃ってエントリーしたクルーザー級賞金トーナメントは、ほぼ予想どおりガシエフ対ウシクという決勝カードになった。ファイター型のガシエフが27戦26勝(19KO)1無効試合、サウスポーの技巧派ウシクが14戦全勝(11KO)と無敗同士の対決となる。オッズは7対3で本命ウシク有利と出ているが、ガシエフ陣営のアベル・サンチェス・トレーナーは、この数字をひっくり返すつもりだ。「クルーザー級のベストの選手ふたりが戦うわけで、それはマービン・ハグラー(米)対シュガー・レイ・レナード(米)戦のような試合になる」と、80年代のミドル級ファイトを例に出して好試合になることを約束している。そのうえで、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)のトレーナーも務めている同氏は、「ウシクは長い腕を生かして動く戦いを得意としているが、もしも彼がもう少し近い距離で戦う選択をしたならば勝負は早くけりがつくだろう。でも、彼がそのリスクを冒すとは思えない」と予想している。試合に備え、すでにガシエフは2週間のトレーニング・キャンプを行っている。
なお、ガシエフ対ウシクのクルーザー級4団体王座統一戦は5月11日にサウス児アラビアのジェッダーで開催されることになっているが、日程や開催地が変更される可能性も出てきている。