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WBA(世界ボクシング協会)スーパーウェルター級王者ブライアン・カスターニョ(28=亜)は10日(日本時間11日)、フランスのパリで同級12位のセドリック・ビツ(32=仏)を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。昨年7月の初防衛戦に続くフランスのリング登場となったカスターニョは、11連勝中(4KO)のサウスポーの挑戦者を退けることができたのか。
〇ブライアン・カスターニョ(亜)
12回TKO
×セドリック・ビツ(仏)
試合はカスターニョがほぼ一方的に攻め、サウスポーのビツが防戦に努めるという内容だった。アマチュア時代に現IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンス(米)や現IBFミドル級1位セルゲイ・デレビャンチェンコ(ウクライナ)らに勝った実績を持つカスターニョは、序盤から主導権を握って毎回のようにポイントを重ねていった。そのまま勝負が判定に持ち込まれてもカスターニョの防衛は確実と思われた最終12回、王者がダウンを奪う。立ち上がって再開に応じたビツだが、すぐに連打にさらされ、そこにレフェリーが割って入った。暫定王者時代から数えて2度目の防衛に成功したカスターニョは15戦全勝(11KO)、見せ場なく敗れたビツは49戦46勝(19KO)3敗。
前座には16年リオデジャネイロ五輪ウェルター級銅メダリストのスレイマーヌ・シソッコ(セネガル/仏)が出場、ダニエル・ベガ・コタ(メキシコ)とのスーパーウェルター級8回戦で5回KO勝ちを収めた。シソッコは5戦全KO勝ち、コタは13戦11勝(8KO)1敗1分。また、同じく16年リオデジャネイロ五輪フライ級に出場(16強)したエリー・コンキ(仏)も登場、バンタム級6回戦でダニエル・マルティンス(仏)に判定勝ちを収めた。コンキは3戦全勝(1KO)、マルティンスは10戦3勝4敗3分。