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[海外ニュース]2018.3.9

「右手が飢えている」とリピネッツ

 WBA(世界ボクシング協会)とIBF(国際ボクシング連盟)のスーパーライト級ダブル世界戦が10日(日本時間11日)、米国テキサス州サンアントニオのフリーマン・コロシアムで行われる。試合に先立ち8日に出場4選手が会見に臨んだ。ミゲール・マイキー・ガルシア(30=米)を相手に初防衛戦を行うIBF王者セルゲイ・リピネッツ(28=カザフスタン/露/米)は、「私の右手は飢えている。土曜日の夜、たくさんの獲物を求めている」と意欲的なコメントを発した。

昨年11月の近藤との決定戦

 昨年11月に近藤明広(一力)との決定戦を制して戴冠を果たしたリピネッツは12対1という圧倒的不利のオッズのなかでリングに上がることになるが、「私は若くてハングリーなんだ。すばらしいチームに支えられている。私は速くて強い。もちろん勝つ自信もある」と話した。これに対し4階級制覇がかかるガルシアは「キャリアの後半になって大きな扉が開いた。上の階級に移って、さらにビッグネームとの戦いを望んでいる。リピネッツは私に勝つことで将来が開けることを知っているはずだが、それを実現させないことが私の仕事だ」と話した。
 また、WBA王座決定戦に出場するランセス・バルセレミ(キューバ/米)は「キリル・レリク(ベラルーシ)との初戦は激闘だったが、今回の再戦で私は初戦の疑念を払拭してみせる。土曜日の夜、彼をキャンバスに沈めるつもりだ」と自信を口にした。これに対し雪辱を期すレリクは「初戦で負けたとは思わないが、それはジャッジの判断だ。今回はジャッジに勝負を預けることはしない」とKOを狙うことを宣言した。


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