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[前日計量]2018.3.2

世界前哨戦と位置づける伊藤雅雪

 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級1位にランクされる同団体のアジア王者、伊藤雅雪(27=伴流)が3日の後楽園ホールでベルゲル・プトン(31=比)を迎え、ライト級10回戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、伊藤はリミットを100g下回る61.1s、プトンは1.2kgアンダーの60.0sでパスした。試合は3日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインにセット。当日17時45分から日テレジータスで生放送される。
倒し切ることがテーマ
 WBO王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の王座返上をにらみ決定戦への出場を狙う伊藤は、明日の試合を世界前哨戦と位置づけ、「危ないシーンを作らず、倒し切ることがテーマ」とKOを予告した。ただ、ノーランカーと言えども2年前の来日で、全勝と勢いのあった日本同級9位の正木脩也(帝拳)と正面からぶつかったタフな相手なだけに「油断はできない」と警戒。当日までにしっかりと体を戻し、試合に臨みたいと笑顔を見せた。
岩佐からもらったGショックがお気に入り
 一方、プトンは1日の世界戦でIBF世界スーパーバンタム級王座の初防衛に成功した岩佐亮佑(セレス)のスパーリングパートナーとして2月上旬に来日。そのまま日本で調整を続けコンディションは万全、自信たっぷりといった感じ。岩佐からスパーリング最終日にプレゼントされたGショックを自慢気に見せると、「明日はグッドなファイトを見せるよ」と意気込んだ。
ギブアップさせますよ!
 WBOアジアパシフィック王座の防衛戦が決まらず、消化試合という形となった今回の一戦だが、年内の世界戦を視野に入れた伊藤のモチベーションは維持されたまま。フィリピンファイターを相手に「世界をアピール」といきたい。

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