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今年上半期の最注目カード、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング)ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)対元2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)のタイトルマッチは、5月5日に米国ネバダ州ラスベガスのT‐モバイル・アリーナで行われることが正式決定した。22日にプロモーターが発表したもので、両者は27日に揃って会見に臨む予定だ。
昨年9月、ふたりは今回と同じ立場で対戦し、ややゴロフキン優勢の内容だったが三者三様のドローという結果に終わった。そのため再び拳を交えることになったわけで、会場は初戦と同じT‐モバイル・アリーナに落ち着いた。初戦では不本意な判定を受け入れたゴロフキンは38戦37勝(33KO)1分。20度目の防衛を果たせば、バーナード・ホプキンス(米)のミドル級最多防衛記録に並ぶことになる。「私は初戦で勝って(引き分けて)保持するベルトを持ったままリングを下りた。今度も勝って記録を樹立したい」と意気込んでいる。これに対しT‐モバイル・アリーナでの試合が4度目となるアルバレスは「ここでゴロフキンとの歴史的な試合ができることを光栄に思う。多くのファンが望んでいる結末、KOで勝つ」と断言している。
チケットは27日に販売開始の予定で、リングサイドの最高値チケットは5000ドル(約53万円)で、以下、2500ドル(約26万5000円)、2000ドル(約21万4000円)、1500ドル(約16万円)、800ドル(約8万5000円)、700ドル(約7万4900円)、500ドル(約5万3500円)、300ドル(約3万2000円)となっている。初戦は有料入場者が2万2358人で、入場料売上は史上3位となる約2700万ドル(約29億円)になり、HBOテレビのペイ・パー・ビュー(PPV=有料視聴)契約は130万件を超えた。再戦ではこれらを上回る数字が出るものと期待されている。