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ヘビー級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座、IBF(国際ボクシング)王座を持つアンソニー・ジョシュア(28=英)と、WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド/米)の3団体王座統一戦は3月31日、英国カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる。このふたりと対戦した経験を持つIBF7位、WBC(世界ボクシング評議会)10位のカルロス・タカム(37=カメルーン/仏)が両王者について興味深いコメントを残している。
タカムは16年5月にIBF挑戦者決定戦でパーカーと対戦し小差の12回判定負けを喫した。再起2連続KO後、昨年10月には負傷したクブラト・プーレフ(ブルガリア)の代わりにジョシュアに挑んだが、4回にダウンを喫したすえ10回TKO負けに終わった。両者と長丁場を戦っており、身をもって王者の強さを知っている貴重な選手といえる。そのタカムは「ジョシュアは強く、パーカーは速い。おそらくスピードという点ではパーカーの方が勝っているだろう。私はふたりをリスペクトしている。試合は力とスピードの戦いになるだろう」と話している。オッズは7対1でジョシュア有利に大きく傾いているが、タカムの感想を聞くと不利と予想されているパーカーにも十分にチャンスがありそうに思えてくる。