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WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶(27=輪島功一スポーツ)が明日8日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」で同級7位のジェーソン・カノイ(27=比)を迎え初防衛戦を行う。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、勅使河原は100gアンダーの53.4kg、カノイはリミットでクリアした。
テッシーの愛称で親しまれるホールの人気者
昨年10月のタイトル初挑戦で王者ジェトロ・パブスタン(比)を破りWBOアジア王座を手にした勅使河原は、アグレッシブなファイトが持ち味の人気選手。入場時のパフォーマンスは今や定番だ。今回も趣向を凝らしていると笑った勅使河原は、挑戦者の印象について「ビデオは軽く見たきり。相手どうこうじゃなく、どんな相手でも対応できるよう準備をしてきた」と自信満々にコメント。これからの試合はすべて世界に繋がるだけに、挑戦者の気持ちを忘れないことが重要と話した。
当たれば絶対に倒れる!
これまで怠けていた走り込みも、前回の挑戦時に元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏にダメ出しされてからは欠かさず、パンチ力アップに結びついたとし、拳を握ると「カノイを前半に痛めつけ、後半に心を折る。最後はコツを掴んだボディブローで倒す!」と意気込んだ。
自分はアゴが強いとカノイ
一方、36戦27勝(19KO)7敗2分と19戦の勅使河原をキャリアで大きく上回るカノイは、スーパーフライ級とバンタム級でフィリピン王座に就いていたタフさが売りの実力者。日本での試合は15年11月の丸田陽七太(森岡)戦以来、今回で2度目となるが、WBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーとして過去に来日している。負傷した以外でのKO負けはなく、井上とのスパーでも「イノウエはとんでもなく強かったが倒されてはいない」と振り返ると、「勅使河原はリーチもあって強そうだが、頭脳とテクニック、それに経験では自分の方が上。KOを狙い、日本のファンに素晴らしい試合を見せるよ」と自信のほどを示した。