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[海外ニュース]2018.1.21

「緑色のベルトも欲しい」とウシク

 WBO(世界ボクシング機構)クルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)は27日(日本時間28日)、ラトビアの首都ラガで同級WBC(世界ボクシング評議会)王者のマイリス・ブリエディス(33=ラトビア)と統一戦を行う。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」準決勝でもあるこの一戦を前に、ウシクは「私のキャリアのなかで大事な日になる。(WBCの)緑色のベルトも欲しい」と意気込んでいる。

WBSSトーナメントも次が準決勝

 12年ロンドン五輪ヘビー級金メダリストのウシクは足をつかいながら中長距離砲を打ち込むサウスポーの技巧派強打者で、13戦全勝(11KO)の戦績を収めている。ブリエディス戦は4度目の防衛戦でもある。そのウシクのショート・インタビューが専門サイト「ボクシングシーン」に載っているので、抜粋して紹介しよう。
――リガ(ブリエディスの地元)での試合だが。
ウシク 私ではなくブリエディスがどう考えるか、だと思う。分かっているのは、多くの人が私の国から応援に来てくれるということだけだ。
――今回の試合はどれぐらい重要な試合?
ウシク 私のキャリアのなかでとても大事な日になる。統一戦だからね。WBO王者とWBC王者が戦うのだから、(WBSSの優勝者に与えられる)モハメド・アリ・トロフィーを争うのに相応しい試合だと思う。緑色のベルトを手に入れるのが待ちきれないよ。
――相手のことをどう思うか。
ウシク ブリエディスに関して話すことはない。ただ、彼のスタイルは少し退屈だけれど、リスペクト(尊敬)はしている。
――なぜリスペクトしているのか。
ウシク 基本的に私はすべての相手をリスペクトしている。会見の席で私に悪口を言ったマルコ・フック(セルビア/独)のこともリスペクトしている。ボクサーがリングに上がるためにどれほどトレーニングしているかを知っているから」

 昨年9月に始まったWBSSトーナメントは4団体王者がすべて準々決勝で防衛を果たし、準決勝はウシク対ブリエディス、WBA(世界ボクシング協会)王者ジュニエル・ドルティコス(キューバ/米)対IBF(国際ボクシング)王者ムラト・ガシエフ(露)という2組の王者対決になっている。そのなかでも本命視されているウシクが、準決勝でどんな戦いをみせるのか注目したい。


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