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日本スーパーウェルター級王者の井上岳志(28=ワールドスポーツ)が17日付けでタイトルを返上したと所属ジムが発表。4月26日に予定されていた指名挑戦者の新藤寛之(31=宮田)とのチャンピオンカーニバルは中止となり、同じ日に元日本・OPBF東洋太平洋同級王者の野中悠樹(40=井岡弘樹)とIBF(国際ボクシング連盟)同級2位決定戦を行うことになった。なお、IBFは現在1位と2位が空位で、1位は次期挑戦者決定戦が別で行われ、今回の10位・井上と12位・野中の勝者にIBF世界ランキング2位(次々期挑戦権)が確約される。また、井上の返上により日本王座は空位となり、新藤は上位ランカーと王座を争うことになる。
40歳・野中は再起戦!
井上は昨年4月に斉藤幸伸丸(輪島功一S→アベ)を破り、野中が返上した日本王座を獲得。8月には長濱陸(白井・具志堅S)を退け初防衛に成功した。11月にはOPBFと空位のWBOアジア・パシフィック王座を懸けた2冠戦でOPBF王者ラーチャシー・シットサイトーン(タイ)を8回TKOで制し、日本と合わせ3冠を達成。世界ランキングもIBFで10位、WBO(世界ボクシング機構)で12位にランクされ、今回の返上で明確に世界を照準とすることを示した。
一方、サウスポーの野中は日本王座を6度防衛後に返上し、昨年10月にオーストラリアでWBO4位のデニス・ホーガン(豪)が保持するWBOオリエンタル王座に挑戦するも大差判定で敗退。試合後は引退も囁かれていたが、今回の発表で再起することが分かった。
プロ20年目を迎えた野中と5年目の井上とのIBF2位を懸けた一戦。現役最年長の古豪が意地を見せるのか、それとも13戦無敗のホープが勢いそのままに世界へと駆け上がるのか――。
一方、サウスポーの野中は日本王座を6度防衛後に返上し、昨年10月にオーストラリアでWBO4位のデニス・ホーガン(豪)が保持するWBOオリエンタル王座に挑戦するも大差判定で敗退。試合後は引退も囁かれていたが、今回の発表で再起することが分かった。
プロ20年目を迎えた野中と5年目の井上とのIBF2位を懸けた一戦。現役最年長の古豪が意地を見せるのか、それとも13戦無敗のホープが勢いそのままに世界へと駆け上がるのか――。