木村翔は初。五十嵐俊幸は4年9ヶ月ぶり

　 7月に中華人民共和国・上海で13億人のスーパースター、ゾウ・シミン(36=中国)を破ったWBO(世界ボクシング機構)フライ級チャンピオン木村翔(28=青木)が29日、都内のホテルで予備検診を受けた。木村は大晦日に東京・大田区総合体育館で元WBC(世界ボクシング評議会)同級王者でWBO世界同級1位の五十嵐俊幸(33=帝拳)を相手に初防衛戦に臨む。日本では初めての世界戦となる木村は公式行事も初体験。自らの数値を見て驚いた様子を見せた。

※試合の模様は当日の夜TBS系列で全国放送される。

　これまでリーチを測ったことがないという木村は169.0�pと出た数字に「自分が思っていた以上にあってビックリした」と話すと、「五十嵐選手も調子が良さそうなのでお互いベストの状態で臨めたら」と健闘を誓った。

　4年9ヶ月ぶりの世界戦となる五十嵐は「試合前に公式行事があり、改めていよいよだなという気持ち。木村選手はライトフライ級から上げてきたが、フライ級でも遜色ない体をしていると思った」と拳を交えるチャンピオンの印象を語った。 明日は同ホテルで調印式と前日計量が行われる。