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2度目の防衛戦に臨む日本ミニマム級チャンピオンの小西伶弥(真正)が26日、タイトル初挑戦で気合が入ったランキング1位の松井謙太(三河)と神戸中央体育館で拳を交えた。関西2018年最終戦となったこの試合は、序盤から距離の噛み合った両者が激しい打ち合いで会場をわかせた。判定決着で王座防衛に成功した小西陣営からは、今後に関する発表があった。
2度目の防衛に成功した小西
身長で上回る挑戦者の松井に対し、臆することなく懐に入ってボディを打ち込んだ小西が終始優勢に試合を作った。一方の松井は、ジャブを連打し距離を計ると思い切りよく踏み込んで左フックを当てた。それでもチャンピオンは、上体を大きく振って、左ボディから右ストレートを好打してポイントを稼いだ。5ラウンド終了時点での途中採点は小西がジャッジ3者の支持を集めた。後半に入って、ボディが効い始めた松井の足が止まるとチャンピオンは、すかさず上下に左を散らして主導権を譲らず、大差の判定で2度目の防衛に成功した。
来年はライトフライ級にあげます
2度目の防衛に成功した小西は「全然ダメな試合でした。練習していたことも出せなかったです。前回の試合のときも情けない試合をしたのに、活かせなかったです」と反省の弁が口をついた。「松井選手は根性もあったので、気持ちで負けないようにと思っていました」とホッとした表情を浮かべたが、「今後のことは会長や江藤代行に任せていますが、階級は上げると思います」と転級を示唆した。小西は15戦全勝(4KO)で来年の世界挑戦に向けてアピールに成功した。
山下正人会長
山下正人会長は「俺は、今日の試合は合格点があげれると思う。やりにくい相手に対しても、しっかり対応はできていた。来年にはタイトルを返上して階級をライトフライ級にあげます。1戦ぐらいライトフライ級でテスト試合をして、世界ができたら良いね」と小西のミニマム級卒業と来年のプランを明かした。
松井謙太(三河)
一方、健闘したが悔しい敗戦となった松井は「情けない試合をしました。自分が会場の雰囲気に飲まれてしまったと思います。まだまだでした」とタオルで顔を覆った。
採点表