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明日19日の後楽園ホールで空位のWBO(世界ボクシング機構)アジアパシフィック・スーパーライト級王座を争う、同級3位の岡田博喜(28=角海老宝石)と同級1位ジェイソン・パガラ(比)の前日計量が都内のJBC日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。
しっかり仕上げてきた岡田
IBF7位を筆頭に世界3団体でランクされる元日本同級王者の岡田は、1年ぶりのタイトル戦と同時に世界挑戦に向け超えなければならない大事な一戦。それだけに今回はいつも以上にモチベーションも高く、計量場に姿を見せた岡田は減量を含めた調整もバッチリと話し、63.5kgのリミットで秤を降りた。
パガラは2回目の計量でギブアップ
しかし、初来日のパガラは見るからに調整不足の様子で、1回目の計量は1.3kgオーバーの64.8kg。1時間半後の再計量でも200gしか落ちず、ここでギブアップ。両陣営とWBOによる話し合いの結果、パガラに当日計量を義務づけ、岡田が勝った場合にのみタイトルが与えられる変則マッチとなった。
計量を終えた岡田は、「こんなことが自分に起こるなんてビックリ」と戸惑いを見せながらもパガラの印象について「とにかく覇気がなく、強そうにも見えなかった」とコメント。その上で「油断は禁物。一番の武器であるジャブで捌いて、ペースに乗らせない。無理はしないが、どこかで倒せたらいい」と試合をイメージし、「良い勝ち方をして胸を張って世界と言いたい」と意気込んだ。
左:丸木も計量オーバー
この日の計量オーバーはパガラだけにとどまらず、セミセミで行われるウェルター級8回戦、日本スーパーライト級5位の今野裕介(28=角海老宝石)対日本ウェルター級9位の丸木和也(29=天熊丸木)でも丸木がリミットの66.6sを800gオーバー。2回目の計量でも200gしか落ちず断念。今野はしっかり規定体重でクリアし、試合は行われることになったが、丸木にも当日計量が課された。