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エディオンアリーナ大阪・第2競技場で17日、ハラダジム主催の「Fighting Beat Boxing 」が開催された。メインイベントでは日本ライトフライ級タイトルマッチで2度目の防衛戦を迎えた久田哲也(ハラダ)が、挑戦者で初のタイトル挑戦となる同級5位・上久保タケル(井岡弘樹)を迎えた。開始から距離の噛み合った両者は白熱した拳の交換で観客を沸かせた。
久田の左フックが炸裂
試合は、キャリアのあるチャンピオンの久田がフィジカルの差を見せ一発KO勝利。序盤、上久保はジャブから積極的に前に出ると右アッパー、右フックを的確にあてる。久田はガードを固めプレスかけ上久保の出方を伺う。すると4ラウンド終盤、久田は、上久保の打ち終わりに右を決め、ロープを背にした上久保に左フック一閃。ダウンした上久保はカウント7で立ち上がるも足元が定まらず10カウントを聞く。久田が2度目の防衛戦を見事なKO勝利で飾った。
2度目の防衛に成功した久田
試合後、大勢の支援者と記念撮影に収まった久田は「前半から行く予定だったんですけど、ダメでしたね。まだまだ練習が足らないということですね」と、笑顔ながら反省の言葉が口をついた。「もっと一発でなく、しっかり効かせて、倒すボクシングをしていかないと世界では通用しないですからね。また、頑張っていきます。絶対世界チャンピオンになりたいので」と、拳を握った。
原田実雄会長
原田実雄会長は「このままズルズルといきそうやったから、3ラウンドのインターバルでイケと言った。相手がアグレッシブにボクシングをしてくるのは想定通りやったし、まあ、決まってよかったわ。久田のパンチも倒せるパンチになってきたし、世界やりたいな」と、世界へのGOサインを出した。
上久保タケル
一発のパンチで形成逆転を許してしまった上久保は「残念です。先手を取る感じでやれていたんですけど、すきがありました。絶対世界チャンピオンになりたいので、まずはもう一度日本チャンピオンのベルトを狙います」と、涙目ながら力強い言葉で控え室に戻った。
試合後、健闘を称えあった