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明日7日(火)、後楽園ホールで開催される「アンタッチャブル・ファイト.26」のメイン、正規王者の有川稔男(32=川島)と暫定王者の坂本大輔(36=角海老宝石)の間で争われる日本ウェルター級王座統一戦の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、ともにリミットの66.6kgを一発でクリアした。
坂本が有する暫定王座は、有川が4月17日に1位の坂本を迎え予定していた指名防衛戦を怪我でキャンセルしたことによりに設置されたもので、坂本は同級2位の川崎真琴(RK蒲田)に勝利し獲得した。
100gアンダーの66.5kgで計量台を降りた有川は、リミットでパスした坂本に「4月はすいませんでした」と謝罪。これに坂本は「感謝してますよ。チャンピオンになれたので」と笑顔で答えた。
坂本が有する暫定王座は、有川が4月17日に1位の坂本を迎え予定していた指名防衛戦を怪我でキャンセルしたことによりに設置されたもので、坂本は同級2位の川崎真琴(RK蒲田)に勝利し獲得した。
100gアンダーの66.5kgで計量台を降りた有川は、リミットでパスした坂本に「4月はすいませんでした」と謝罪。これに坂本は「感謝してますよ。チャンピオンになれたので」と笑顔で答えた。
判定でもいい 勝ちにこだわる
続けて一息つき、囲み取材に応じた坂本は、「暫定戦が良い経験になった。20年目にして一番ボクシングができているし、トレーナーにも初めて上手くなったと褒められた。良いイメージができている」と自信を示した。
過去見せたことのない坂本を見せる
坂本は3年半前に有川と8回戦で対戦。この時は右フックで有川を倒し、僅か69秒で試合を終わらせたが、リベンジを目論む相手の怖さはアマチュアで経験済みと話す。SNSを通じてその相手と連絡を取り、「どんな思いで雪辱戦に臨んだのか」と話を聞く念の入れようだ。並々ならぬ想いで統一戦に懸ける坂本は、「今回のテーマは『冷静に熱く』。ボクシングの上手さと勢いで勝ちに行きます。まあ見ていてください」と気合を入れた。
総合的にレベルアップした
一方、有川はスパーリングで顎の骨を折る重傷を負い、9月にようやくプレートが外れ、そこから実戦練習を再開。出遅れた感は否めないが、本人は「怪我をしたからこそ見えてきたものがある。総合的にレベルアップしている」と、1年ぶりの再起戦は不安よりも早くリングに立ちたいとの想いの方が強いようだ。また、坂本との試合映像をことある毎に見返し、自分に対する悔しさを糧にしてきたと話し、「ほぼ一年間、坂本対策をしてきたようなもの。暫定戦で坂本選手の上手さ、やりにくさを感じたが自信はある。倒すか、ストップを呼び込む戦いをしたい」と、V2戦に向け静かに闘志を燃やした。