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挑戦者トマ・マソン(仏)を左フックで倒し、7回TKO勝ちでWBC世界フライ級王座の初防衛に成功した比嘉大吾(22=白井・具志堅)が23日、都内のホテルで一夜明け会見を開いた。同じ沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級チャンピオン浜田剛史氏が持つ、15連続KO記録まであとひとつと迫った比嘉は、「浜田さんの前で言いづらいが、記録を抜けたら嬉しい」と意欲を見せ、会見場で後輩を見守った浜田氏も「沖縄を盛り上げるためにも頑張ってほしい」とエールを送った。
拳四朗と喜びを分かち合った
試合を振り返り比嘉は、「ガードを固めた相手に対し、同じパンチを連打したり多彩な攻め方ができた。やりたいことはできたかな」と喜んだが、「計量後に体調が戻らず、試合前のアップでも汗が出ないので焦った」と舞台裏を明かした。
今後は食生活が課題
これに具志堅用高会長は「プロとして面白い試合を見せた」と評価しつつも、汗が出ないのは減量後のリカバリーの仕方が悪いと喝! 「計量直後の食事が味噌汁とご飯なんてダメ。順番よく食事を摂らないと。計量後から試合までが勝負だよ。もっと食生活から変えていかないとマズイな。リカバリーが上手くいっていたら、もっと早いラウンドで倒せていた」とダメ出しした。
浜田氏からも頑張れとエール
それでも、「その状態で倒せたのだから凄い。大吾が持っている能力はこれまで見たことがない」と改めて絶賛。V2戦については「指名試合かによるが、それが5、6月頃なら1、2月頃に沖縄で凱旋試合を考えている」とプランを発表した。会長に「正月はないよ」と振られた比嘉は、「沖縄でできるのは嬉しいが、正月がないのは…」とためらっていたが、会長の視線を感じると「いや、ありがとうございます。やらせてください」と頭を下げ、会場の笑いを誘った。