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21日の後楽園ホールで開催された日本フェザー級挑戦者決定戦では同級1位の岩井大(28=三迫)と同級2位の源大輝(26=ワタナベ)が激突。序盤は岩井がジャブを散らしてペースを掴みかけた。
源が挑戦権を獲得
序盤は岩井のジャブが機能したが、3回になると源が距離を潰して右フックで右目上を切り裂いた。リズムに乗った源は得意の打撃戦に持ち込むと右フックで左目下も切り裂いた。ピンチの迎えた岩井だったが、気持ちの強さを見せて手数を増やし反撃。大歓声で迎えられた最終回、両者とも一歩も引かない打撃戦を演じ試合終了のゴングを聞いた。有効打で上回った源が死闘を制した。
課題が見つかり次につながった
激戦を勝ち抜いた源は控室に戻ると安堵の表情。「相手のジャブが独特で途中、弱気になってしまいセコンドに発破をかけられた。左を強振して力んでしまった」と反省の弁が口を突いた。来年2度目のタイトル挑戦となる源は「このままでは厳しい戦いになる。でも、岩井さんの想いを背負って必ずチャンピオンになりたい」と必勝を誓った。
鈴木の攻撃が爆発した
バンタム級挑戦者決定戦は同級1位の菊地永太(31=真正)と同級2位の鈴木悠介(28=三迫)が激突。サウスポー鈴木が思い切りの良い攻撃で主導権を握ると、2回にカウンターを決めて先制のダウンを演出した。さらにダウンを追加し合計4度のダウンを奪った。劣勢の菊地だったが、距離を詰めてワンツーを繰り出し流れを変えようとした。菊地の粘りに手を焼いた鈴木だったが、有効打を決め続けペースを維持すると7回に左ストレートからロープに詰めて連打でストップに持ち込んだ。
左ストレートがキレていた
KOで勝負を決めた鈴木は「離れ際の左フックをもらわないように気をつけたらどこかで倒せると思った。ランキングに入ってからここまでの道のりは長かった」と喜んだ。来年のチャンピオンカーニバルで王者の赤穂亮(横浜光)に挑戦することが濃厚な鈴木は「僕がプロに入った頃からチャンピオンだった人。腕力で勝負してくると思うが、サウスポーの利点を生かしたい。打ち合う覚悟もできているし負けない自信もある」と決意を口にした。