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22日(日)に東京・両国国技館でWBA(世界ボクシング協会)ミドル級タイトルマッチに出場する同級1位の村田諒太(31=帝拳)が12日、都内のジムで練習を公開した。村田は今年5月に東京・有明コロシアムでアッサン・エンダム(33=仏)との王座決定戦でダウンを奪うなど優位に進めたものの、判定2-1で敗退。この採点は大きな物議をかもし、ダイレクトリマッチの運びとなった。練習前の会見で帝拳プロモーション浜田剛史代表が「ここにきて調整の仕方が上手くなっていて、常に課題を持って練習に取り組んでいる。最終的にはどんな形でも勝ってもらえたらと思う」とコメント。村田も「ここまで(調子が)良い時もあったり悪い時もあったが充実した練習ができた。コンディションは良い感じなのであと10日間でしっかりと仕上げていきたい」と自信を示した。
チャンスがきたら逃さない
約5ヶ月ぶりの再戦となることに関し、「お互い手の内を知っているので少しやりにくい」と話したが、「相手も強いパンチを打ってくるのでムキにならないようにしたい。自分の良いところであるガードを上げてプレスをかけてパンチを打ち込みたい。多少矛盾するが、チャンスが来たら多少無理をしてでも攻めていきたい」と意気込んだ。
力強いパンチを決めた
会見後の練習では田中繊大トレーナーとの2ラウンドのミット打ちを披露。ワンツーを中心に強烈なパンチを打ち込むと、右から左ボディのコンビネーションの確認に時間を費やした。
ルナも村田の強さに太鼓判を押した
元メキシコ・ミドル級王者で2014年9月に対戦(村田の10回判定勝ち)したアドリアン・ルナ(27)との2ラウンドのスパーリングではジャブでプレッシャーをかけて後退させると右ストレートを好打。返しのパンチも固いブロックで被弾を回避した。続く回にはさらに圧力を強め、コーナーに追い込み積極的な攻撃を見せた。
スパーリングパートナーを務めたルナは「以前から右ストレートが良かったが、さらにキレが増した。右が当たればその時点でエンダムはキャンバスに眠ることになるだろう。相手はこれだけのプレッシャーに耐えられないと思う。村田が9〜10ラウンドに捕まえると思う」と勝利を予想した。
スパーリングパートナーを務めたルナは「以前から右ストレートが良かったが、さらにキレが増した。右が当たればその時点でエンダムはキャンバスに眠ることになるだろう。相手はこれだけのプレッシャーに耐えられないと思う。村田が9〜10ラウンドに捕まえると思う」と勝利を予想した。
良いスパーだったと思う
練習を終えた村田は「今日のスパーではジャブをしっかり出せて距離を作ることができた。良いタイミングで右が打てると左ボディも出てくる。エンダムは3分間ずっと動き回っているわけではない。止まった時にチャンスを逃さないこと。自分の良い時の感覚を思い出しながらシンプルに戦いたい」と手ごたえを感じていた。
ウェイトは練習前で74.5kg
22日の試合には世界的プロモーターのボブ・アラム氏が来日し生観戦することが決まっている。「デビュー戦以来ということでありがたいです。ここまでサポートしてくださっているので良い試合を見せたい」と目の前で強さを見せつけビッグマッチを狙う。