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「失ったものを取り戻すために戦い続ける必要がある」――28日、中国の上海で木村翔(28=青木)に11回TKO負けを喫しWBO(世界ボクシング機構)フライ級王座を手放したゾウ・シミン(36=中国)が、ツイッターで現役続行を表明した。アマ時代に08年北京五輪、12年ロンドン五輪を連覇した実績を持つゾウは、中国ボクシング界のシンボルとして再び存在感を示すことができるか。
ゾウは昨年11月に悲願の世界王座獲得を成し遂げたが、その後、トップランク社から独立し、ラン夫人と新プロモート会社を興した。その矢先に木村に敗れたわけだ。こうした事情もあっての現役続行と考えることもできそうだ。ゾウはツイッターに相当するWEIBOで「私は運命を信じているが、やめることはしない。死ぬまで戦い続けるつもりだ。男は失ったものを取り戻すまで戦い続ける必要がある」と呟いている。ラン夫人も現役続行に賛意を示していると伝えられる。